東京電設サービス株式会社

閉じる

リハビリ工法とは

塩害や中性化,ASR(アルカリ骨材反応)によって劣化したコンクリート構造物の補修技術で,「亜硝酸リチウム」により鉄筋腐食抑制効果とASR抑制効果を既存のコンクリートに付与する補修工法です。

亜硝酸リチウムとは

・亜硝酸イオンとリチウムイオンの化合物です。
・原材料は、原油を蒸留した「ナフサ」・希少鉱物の「リシア輝石」
・外観は、青色または黄色の透明な水溶液
・亜硝酸イオンは、鉄筋表面の不動態被膜を再生する効果があり、塩害・中性化対策に有効です。
・リチウムイオンは、アルカリシリカゲルを非膨張化する効果があり、ASR対策に有効です。

亜硝酸イオン

鉄筋表面の不動態被膜を再生して、鉄の腐食を抑制し、塩害・中性化対策として機能します。

〈亜硝酸イオンによる不動態被膜の再生メカニズム〉

リチウムイオン

アルカリシリカゲルを非膨張化させ、ASR対策として機能します。

〈リチウムイオンによるASR抑制のメカニズム〉

  • 亜硝酸イオン

    NO2

    不動態被膜の再生により鉄筋腐食を抑制する

    塩害対策

  • リチウムイオン

    Li+

    アルカリシリカゲルを非膨張化する

    ASR対策

リハビリ工法の種類

塩害や中性化、ASR等の劣化の種類、程度、部位、規模に応じて以下の6種類の工法を使い分けることができます
  • ひび割れ低圧注入;リハビリシリンダー工法

    注射器型のひび割れ注入器リハビリシリンダーを用いてコンクリートのひび割れを充填、閉塞させるひび割れ補修工法

  • 簡易型高圧注入;リハビリカプセル工法

    簡易型圧入装置「リハビリカプセル」を用いて、亜硝酸リチウムをコンクリート内部に圧入・浸透させる工法

  • 油圧式高圧注入;ASRリチウム工法

    アルカリシリ力反応(ASR)・塩害や中性化によって劣化したコンクリート構造物を根本的に治療する補修工法

  • 断面修復工法;リハビリ断面修復工法

    亜硝酸リチウム含有ポリマーセメントモルタルの使用による鉄筋腐食抑制効果を付与した断面修復工法

  • 表面被覆工法;リハビリ被覆工法

    亜硝酸リチウム含有ポリマーセメントペースト+高分子系浸透性防水材による鉄筋腐食抑制効果を付与したコンクリート表面保護工法

  • 表面含浸工法;プロコンガードシステム

    亜硝酸リチウム系含侵材による鉄筋腐食抑制と、けい酸リチウム系含侵材による表面保護を組み合わせた表面含侵工法

コンクリートメンテナンス協会

本工法は,コンクリートメンテナンス協会の工法となります(当社は協会加入会社です)。詳細は,協会ホームページをご覧ください。

協会名 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会​
URL

https://www.j-cma.jp​

連絡先 082-541-0133​

もっと見る